精神分析とは|人間関係などの夫婦相談や悩み相談は小田原にある【吉川精神科学研究所】へお気軽にご相談ください。

精神分析とは

精神分析って?

精神分析とは、対話療法であり、これを「セラピー」と呼びます。
分析者と被分析者(クライアント)が1対1で言葉による対話によって、自分の無意識に気付き、「意識化」「内面化」「再組織化」し、コンプレックスを解消する信頼に基づいた療法です。
催眠、暗示、薬物など一切使用しません。

クライアントの「自我」は、様々な理由によって未成熟であり、歪んでいたり、傷ついていたり、欠損していたりと不完全な状態です。
自己の存在を否定され、主体性を抹殺され、人間でないものにされています。そんな人達が「私は人間だ」と叫ぶ場所が分析場面です。
クライアントはセラピーを通して、自己の様々な側面に気付き、自己に統合していきます。
その結果、自己決定能力が高まり、物事の判断に迷いや葛藤がなくなるのです。
精神分析は、自己を知ることの喜びと成長をもたらします。

インテグレーターはクライアントの援助者であり、伴走者です。
クライアントの意志を大切にしますので、強制したり、無理強いすることはありません。
自分の人生は、自分で決めていくと、強い意志と勇気を持って進むならば必ず自己探求の喜びと幸せを自覚し、自らの意志で未来を切り開いていくことでしょう。

「精神分析」と「カウンセリング」の違い

「精神分析」も「カウンセリング」も共に受容と共感、理解と尊重を基本とし、傾聴することを大切にしています。
ただ「カウンセリング」は「精神分析」のように、無意識を意識化する「分析」はしません。
「精神分析」は、行動の変化を説明する学説です。
そしてその変化を「心理学的に説明可能」とみなし、行動を決定するものは「無意識的」なものとしています。
「精神分析」は、この無意識を気付かせ不都合な部分を書き換え、統合していくのです。

ラカン理論って?

精神分析にはさまざまな理論があり、非常に多様でユングやフロイトと並んで必ずといって言いほど名前を目にする「ラカン理論」。

ラカン理論は、「他者との関係が人間主体の本質である」ということを説いた理論です。
人は、主体的でありつつも客観的に自分を見ているところがあるということです。

特に代表的なのが「鏡像段階論」です。
これは、「“鏡”に映った“像”としての自分をどう捉えるか?」が人間形成においてどのような影響をもたらすかを説いています。
生後間もない赤ちゃんに鏡を見せても、「そこに映っているのが自分自身である」と理解できませんが、時間の経過とともに、自分自身を理解し「同一化」するということです。

ラカン理論は、「人のココロはどういうメカニズムになっているのか」ということを突き詰め、力学的に考えていきます。

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